就活生が一番不安に思う選考、グループワーク。選考基準も対策方法もわかりづらく、困ってしまいますね。今回は最低限押さえるべきグループワークのポイントをご紹介します!
就活生が一番不安な選考はグループワーク
就活が始まると、ESにWEBテスト、面接など、様々な試練が待ち受けています。その中でも先輩就活生が一番不安に感じたのがグループワーク。その理由は、「どこを見られているかわからない」「メンバーによって力を発揮できない」「対策しようがない」など様々ですが、苦手意識を持っている方は多いようです。
今回はそんなグループワークを乗り切るための法則を5つご紹介します!これを知ると知らないじゃ大違い。どんな場面でも焦ったり緊張しないようにポイントを押さえておきましょう。
そもそもグループワークって?
実際に参加するまで想像がつきにくいグループワーク。そのお題や時間も企業によって様々ですが、どんなものなのか概要を掴んでおきましょう。
グループワーク、グループ面接の違い
グループで行う選考には、
・グループワーク
・グループ面接
の3種類があります。
グループワークでは、4~6名程度を一つのグループとして、与えられたお題に対して企画を練り上げる、もしくは形になるものを完成させることがゴールです。例えばアパレル業界で、「ショッピングモール内に新規店舗を出店するためのオープン企画を考えてプレゼンしなさい」といったお題があります。
グループワークに近いものでディベートがありますが、ディベートは一つのお題に対し、賛成派・反対派など2手に分かれて討論をします。例えば、「渋谷駅発着のバスで24時間運行が決まりました。賛成ですか?反対ですか?」といったお題があります。
最後にグループ面接は、複数の学生に対して1度に面接を行うものです。たいてい面接官に向かって就活生は横並びに座り、順に質問に答えていきます。こちらは普段の面接対策で問題ありませんが、周囲の発言やそれに対する面接官のリアクションに引っ張られないようにすることがポイントです。
グループ型の選考についてご理解いただけましたか?それでは、グループワークの攻略ポイントを見ていきましょう!
ポイント1.発言しよう
何よりも大切なことは、発言すること。グループワークは4~6名のグループがいくつもある中で選考を行いますから、しっかり存在感を示すことが大切です。
しかしただ闇雲に発言すればよいというものではありません。最初に発言すればよいということでもありません。しっかりとお題を理解して、適切な発言をしましょう。特に発言することが効果的な場面は、議論が煮詰まってしまった時。グループワークは制限時間があります。しーん…とする時間は、もったいない。そんな時に新しいアイディアや議論の糸口をつかめると高評価です!すべてに使えるわけではありませんが、ちょっとだけテクニックをご紹介します。
しーん、としたときに使えるワード5選
・そもそもなぜ~~~という意見になったんだっけ?(議論が煮詰まった原因を考える)
・角度を変えて考えてみよう!
(他方の身になってみたり、これまで見てない角度から意見を出すことを促す)
・私は~~~と思うんだけど、どうかな?
(自分の意見がチームの意見と相違ないか確認する)
・○○さんはどう思う?(発言の少ない方に意見を聞いてみる)
ポイント2.意見を聞こう
発言することが一番大切ですが、同じくらい大切なのが意見を聞くということ。より良い案や企画を立てるには、様々な意見を取り入れ取捨選択していく必要があります。
ここで言う意見を聞くということは、ただ言葉を発してもらうだけではありません。「聞く」という言葉には英語が2つあります。Listenとhearです。この2つには
Listenは、意識をして耳を傾けること
Hearは、意識をせずに聞こえてくる音
という大きな違いがあります。ただ意見を聞くだけでなく、1つ1つの意見を尊重し、チームの力をより高められるように、議論に取り入れていきましょう。
そして、より洗練された意見を出してもらい議論を活発にするためには、周囲の発言を促す必要があります。そのために大切なことが2つ!
相槌をうつ
まずは、「聞いているよ」と相手を安心させるために、しっかりと相槌を打ちましょう。頷くだけでなく、相手の目を見て、そして声に出して「なるほど!」などと傾聴の姿勢を見せましょう。
否定しない
意見を聞く姿勢を見せたら、次に大切なのが相手の意見を否定しないこと。自分と異なる意見が出るのは当然です。その時、いかにその意見を肯定し、取り入れ、視野を広げられるかが、就活、そして社会人として成長するポイント。意見を出してくれたひとには「いいね!」と声をかけ、話を盛り上げてあげましょう。
ポイント3.時間管理しよう
就活中大事なのが、時間の管理。グループワーク・ディスカッションでももちろん、制限時間があります。よく社会人は時間管理のことを「タイムマネジメント」といいますが、グループワークでもタイムマネジメントが大切です。
1時間で何かを企画し発表するグループワークの時、どのように時間配分をすべきでしょうか?例えば、新商品を企画するグループワークであれば、
・前提条件の設定 10分
(ターゲットや売り出す時期、場所など)
・アイディア出し 15分
・アイディアのまとめ 10分
・具体的施策の検討 15分
・発表の準備 10分
というかたちで一番最初に何にどのくらいかけるか、を決める必要があります。
そしてここで大事なのが、その時間を守ること。アイディア出しなどで話し合いがヒートアップしてくるとついつい時間を忘れがちです。そんな時、しっかり時計を見て「あと○○分だよ!」などど意見を出せるとよいでしょう!
ポイント4.あきらめない
選考が続くと、難しい課題にぶつかることもあります。そんな時、あきらめてはいけません!気合論のように聞こえるかもしれませんが、案外これが大切なのです。グループワークで見られているのは、正解にたどりつけたか、ではなく、正解にどこまで近づこうとしたか。そのプロセスを採用担当は見ています。
チームの中で意見が出なくなってしまった時、違う視点で考える、過去の意見を改めて検討してみるなど、最後まであきらめない姿勢を見せることが大切です。
ポイント5.周りに引きずられない
最後に、個人が合格をつかみ取るために大切なこと。それは、周囲に引きずられないこと。グループワークは、初対面の就
活生とコミュニケーションを取り進めていくので、もちろんチームワークが大切です。だからといって、すべてを周りに合わせる必要はありません。
就活生にはいろいろな方がいます。この人には敵わない!と思うような頭の良い方に出会うことも、なかなか意見を聞いてもらえない…と思ってしまうような猪突猛進型の人もいるでしょう。しかし、相手のリズムに合わせる必要はありません。相手のことを尊重することができれば、自分が正しい、と思う意見を出すことはなんら問題がないのです。
グループワークは、その日になるまでどのような問題が出されるか、どのようなチームになるかわからず不安が多い選考です。
しっかりポイントを押さえて、キラリと輝く一面を見せていきましょう!