社会人を前に自分の経験や志望動機を話す面接。面接官と会話をしながら想いを伝えるので、伝わりやすいコミュニケーションが大切です。しかし「話す」「聞く」のコミュニケーションだけでは、不十分。アイコンタクトや表情といったノンバーバルコミュニケーションも、面接では重要です。
今回は面接で相手に想いを伝えるために女子にオススメしたいノンバーバルコミュニケーションについてご紹介します！
なぜノンバーバルコミュニケーションが大切か
コミュニケーションには、言葉を使ったバーバルコミュニケーションと言葉を使わないノンバーバルコミュニケーションの2種類があります。この2つはどちらが欠けても、物足りないコミュニケーションになってしまいます。
ノンバーバルコミュニケーションとは
「身振り」「手振り」「アイコンタクト」といった言葉を使わないコミュニケーションをノンバーバルコミュニケーションと言います。表情やうなづきなども、同様です。話をするときに相手が無表情だと、話しづらいですよね。普段みなさんが自然にやっていることですが、ここに力を入れるとぐっと面接の雰囲気が変わりますよ！
なぜノンバーバルコミュニケーションが大切か
心理学にはコミュニケーションにおいて大切な「メラビアンの法則」というものがあります。これは、心理学者のアルバート・メラビアン博士が発見した、「非言語的要素で話し手が聞き手に与える印象の93%が決まる」という法則です。
メラビアンの法則
視覚情報 – 見た目・身だしなみ・しぐさ・表情・視線 …55%
聴覚情報 – 声の高さ・速さ・大きさ・テンポ …38%
言語情報 – 話の内容 …7%
つまり、話している内容は相手に7%しか伝わっていません。ですから、相手に良い印象を持ってもらうためにはノンバーバルコミュニケーションが大切なのです。
では、どこの何に気を付けるべきなのでしょうか。ノンバーバルコミュニケーションで好印象を残すポイントをご紹介します！
ポイント１．表情
ノンバーバルコミュニケーションで一番大切なのが、表情。気持ちがすべて顔に現れるので、面接中に表情が曇っていると、マイナスな印象を持たれてしまうかもしれません。気を付けるべきポイントをご紹介します！
目元は優しく、しっかり目を開いて！
「目は口ほどにものを言う」ということわざがあるほど、目が相手に与える印象は大きなもの。面接中は緊張して顔がこわばりがちですが、深呼吸して少し微笑む程度に目元を柔らかくしましょう。目はしっかり開いて、明るく元気な印象を与えられるようにしましょう。
顎を引いて、口角を上げて！
顎が上がらないように注意しましょう！顎が上がると、目線が下がり偉そうな表情になってしまいます。顎は少し引いて口角を上げ、にこやかな表情で面接官を見ましょう。
まずは表情を柔らかく！コミュニケーションの基礎ですね！
ポイント２．アイコンタクト
次にアイコンタクト。堂々と自信のある雰囲気を作るためにとても重要です。
相手の目、もしくは眉毛の間を見て！
聞き手の目を見つめ、意思を目で伝えましょう。ずっと見つめるのはお互いにしんどいので、たまに手元を見るなどの配慮も必要です。目を合わせるのは気まずい、という場合には、聞き手の眉毛と眉毛の間を見ましょう。相手にとっては目が合っているように感じられるので、目を合わせるのが苦手な方にもおすすめです。
ポイント３．声
自分の印象を左右するのは、見た目だけではありません。会話ですから、声も大変重要です。相手に好印象を残す声のポイントをご紹介します！
声は少し高く、はきはきと！
低い声よりも少し高い声の方が、明るい印象を与えられます。いつもより1トーン高い声で話すようにしましょう。ただ、甲高い声は聞こえにくい場合があるので、どのくらいの高さが聞き取りやすいか、お友達やご両親に聞いてみてくださいね。そして大きく口を開けて、滑舌よくハキハキと話しましょう。
大きな声で少しゆっくり話しましょう！
当たり前のことですが、小さな声では相手に届きません。少し大きめの声で面接官から聞き返されないように気を付けましょう。また、話すスピードは少しゆっくりがオススメ。早口はまくし立てるように聞こえてしまうので、注意しましょう。いつもよりも少しだけペースを落として話すと、丁寧な印象を与えられますよ。
まとめ
✓面接では、言葉以外のコミュニケーションで93％印象が決まる！
✓目は大きく開いて少し微笑み、口角を上げると好印象！
✓しっかりアイコンタクトを取りつつ、気まずくならない配慮も大切！
✓1トーン高い声で、少しゆっくり話すと相手も聞き取りやすい！
いかがでしたか？言葉だけではなく、表情や声にも注意しながら、自分の気持ちをしっかり面接官に伝えてくださいね。
