履歴書を見ると必ずあるのが、資格の欄。TOEICや簿記など、就活のために新たに資格試験や検定試験を受ける方も少なくありません。資格を持っていると内定の可能性が上がるのでしょうか?
答えは、YES。
資格試験や検定は、そのレベルに達するまで努力した証明、またある分野に対して専門的知見があることの証になります。しかし闇雲に資格や検定を受ければよいというものではありません。履歴書に書いて効果があるもの、社会人になっても役立つ資格を取りましょう。
今回は特に女子が就活で持っているとプラスに働きやすい資格を5つご紹介します!
ビジネスマナーの証明書!秘書検定
秘書検定とは、社会人として必要な能力について知識やスキルを問う検定試験です。一般的にも広く知れ渡っており、必要なマナーや一般常識が身につき、職場で実際に活かせるものとして、入社後に取得を推進している企業もあります。
オススメポイント
社会人マナーが身につく
秘書検定での検定項目は主に一般常識、ビジネスマナー、ビジネス文書の作成、敬語の正しい使い方や、電話応対方法など、社会人としての基礎力を問うものです。例えば、お客様、上司、自分の3名でタクシーに乗るとき、だれがどの位置に座るのが正しいのか、など。具体的なシチュエーションでの対応も問われるので、就活時期からビジネスマナーが身につき、面接でも常識的知識がある、とプラスに働きます。(参考:ビジネス系検定)
費用が安い
出費の多い就活時期にありがたいのが、検定費用が安いこと。初級の3級では、2,600円とほかの検定試験に比べてとっつきやすいのもオススメポイントです。また特別な授業に参加せずとも、参考書で合格を勝ち取ることができるので、余計な出費が少なく、就活生にはオススメと言えるでしょう。
女性だからこその気品や気遣いが求められる女子就活生にとって、身振り手振り以外でその人柄を示すことのできる秘書検定はオススメです!
社会人が取りたかった資格NO.1!簿記
簿記とは、企業のお金の動きを整理して、財政状態を明確にする記帳法のこと。このお金の流れを把握するための技能を測るのが、簿記検定です。商業高校や大学の商学部、経済学部では必修科目になっているので、すでに持っている方もいるかもしれません。しかしその他の学部ではなかなか触れることがなく、検定を受けないまま社会人になって後悔する方が多くいます。なぜなら、簿記検定を勉強するうえで経済の動きが分かるようになるから。詳しくはオススメポイントを見てみましょう!
オススメポイント
経済の動きが分かるようになる
簿記では、企業の財政状態を表す貸借対照表や、企業の利益状態を示す損益計算書など、財務状態が分かる表の見方・作成方法を学ぶことができます。これらを財務諸表と言います。財務諸表を読み取ることができると、その企業の資金状況、商品・サービスの売り上げ状況、給与など経営のすべてがわかります。財務諸表を読み取るスキルがあると、企業のどのような活動でどんな利益が生まれるのか、という企業が成り立つための動きが分かるのです。
年3回あるので受けやすい
簿記は年に3回試験があり、年に1度の検定に比べて受けやすくなっています。検定価格も2,800円~とチャレンジするにはお手頃な価格です。
注意!
日商簿記という、簿記検定は3級からありますが、履歴書で効果的と言われるのは2級から。せっかくチャレンジするのであれば、2級まで取得してみましょう!
グローバル化が進む今オススメ!TOEIC
就活で一番人気の検定が、TOEIC。英語力を示すために多くの大学生が就活前に受験します。もちろん外資系企業や貿易商社など、海外との交流がある企業を受験するうえでは、絶対に必要です。さらにグローバル化が進む今、将来を見据えているとアピールすることができるでしょう。
オススメポイント
認知度が高く、対策しやすい
一般的にも知られており、大学で定期的に対策講座を開いているところもあります。参考書や模擬試験も多数あるので、対策がしやすいといえるでしょう。
ダイバーシティに貢献できる
政府の施策の一つで、ダイバーシティ推進があります。女性活躍推進や、障がい者雇用推進、さらに人種や言語に関わらず広く様々な人とともに働く活動です。大手企業を中心にダイバーシティ化に取り組む企業が増えているので、英語力を示すTOEICはおすすめです。
いかがでしたか?
不動産業界を目指すなら、宅建。IT業界なら、基本情報技術者資格など、目指す業界においても持っていて有利な資格は変わります。何から取ればいいかわからないという方は、まず、社会人基礎力を示せる資格を取ってみてはいかがですか?