自己PRも志望動機も伝え終わって安心したところに来る「質問ありますか?」という面接官からの質問。何も準備できておらず、「ありません。」という回答になっていませんか?
「ありません」は、ありえません!その企業のことを考えていない、準備不足などと思われてしまうかもしれません。そして、質問タイムは最後の自己PRタイム!自分のアピールはもちろん、その企業について真剣に考えているというアピールができます。
今回はそんな逆質問を自分の味方にする質問のポイントを5つご紹介します!
ポイント1.自分のスキルを質問に混ぜよう!
逆質問の時間も自己アピールの時間。自分のできること、アピールしたいことを質問に交えることで、面接中に話しきれなかった自己PRを行いましょう。
例
「私はTOEIC700点なのですが、御社の海外事業部を目指すにはどのくらいの英語力が必要ですか?」
「周囲を巻き込み、チームで目標に向けて努力することが好きなのですが、御社のプロジェクトはどのように進んでいきますか?」
ただ自己PRするだけではなく、自分がそのスキルを活かしてどのようにその企業で活躍したいのかまでアピールできると良い質問ですね。
ポイント2.働くイメージを持とう!
面接の前には、就活ナビや採用サイト、さらにはコーポレートサイトなど、その企業のあらゆる情報を収集すると思いますが、それだけではその企業のことはわかりません。
「実際に働いたら、1日をどう過ごすんだろう?」「自分が行きたい部署では、どんな人が活躍しているのだろう?」と、自分が働いたときのことをイメージすると、自然と質問が湧いてくるはず。その疑問を素直にぶつけてみましょう。面接官も「うちで働くことをイメージできるほど志望度が高いんだ」、と好印象に思ってくれるでしょう。
例
「私は○○という部署を目指しているのですが、○○部の人数やチーム編成など、どのように部署が活動しているかを教えてください。」
「入社後、部署ごとの研修はありますか?どのようにキャリアアップしていけるかも教えてください。」
自分が働いているところを想像したときに、想像できない部分はどんどん聞いていきましょう!その後の面接にも役立つはずですよ。
ポイント3.企業の発展を考えよう!
企業が人を採用するのは、将来のビジョンに少しでも近づくため。企業の規模を大きくしたり、新しい事業にチャレンジするために優秀な人材を求めて、採用活動を行います。つまり、みなさん就活生にも自社の将来を見据えた意見や視点を求めているのです。これから入社するかもしれない企業がどうしたらより発展するのか、その将来を考えて質問してみましょう。
例
「御社では○○という新事業を始められたということですが、今後どのように収益事業化するご予定ですか?」
「現在、○○という分野において業界トップということですが、他社と比較してトップとして走り続けられる背景はどのようなところにありますか?」
その企業がどのように成長し続けているのか、どのようにすれば自分がその一因となれるのかを考えながら、質問してみましょう!
ポイント4.就活女子ならではの質問をしよう!
結婚や出産、育児など女性が長く働き続けるにあたり、クリアしなければならないイベントがいくつかあります。その企業に貢献したい、長く働きたいと考えている方は、女性がその企業でどのように活躍しているのか、聞いてみましょう。面接官も「うちで長く活躍したいんだな」と思ってくれることでしょう!
例
「働くママさんはどのくらいいますか?その中に管理職の方はいますか?」
「産休・育休において御社ならではの制度はありますか?」
この時、「産休・育休はありますか?」と聞くのはNG!産休・育休の制度は国で定められた制度だからです。(詳しくはこちら)自分のキャリアも見据えて質問してみましょう!
ポイント5.面接官のことを聞いてみよう!
目の前にいる面接官も、その企業で働く方。いろいろなお仕事の経験があり、様々なやりがいをこれまで感じてきていることでしょう。その企業で働く社員さんの生の声を聞くビッグチャンスだと思って、どんどん質問しましょう!
例
「××さんが御社に入社を決めた理由と現在のやりがいを教えてください。」
「××さんが思う、御社で活躍している方の共通点は何ですか?」
OBOG訪問の時にするような質問を投げかけてみると良いかもしれませんね。面接官の方も自分に興味を持ってくれた、と喜んでくれるはず!尻込みせずに積極的に質問しましょう。
まとめ
・面接官の「質問ありますか?」に「ありません」はあり得ない!
・自分のスキルを質問に混ぜると自己PRができる!
・働くイメージを持った質問をすると、志望度の高さをアピールできる!
・企業の発展を見据えた質問は、活躍できる印象を持たれる!
・女性ならではの質問で、長く働く社員になることがアピールできる!
・面接官は一番身近な先輩社員!どんどん質問しよう!
いかがでしたか?
面接での「質問ありますか?」を苦手だ、という先輩就活女子も少なくありません。しかし、しっかりと準備をしていれば、自己PRや志望度の高さのアピールになります。逆質問を有利に使って、面接をいい雰囲気で締めくくりましょう!